この付録は、第1章「MCPを30分で体験する」の補足資料です。環境構築でつまずいた場合や、より詳しい情報が必要な場合にご参照ください。

まず大前提として、

🆘 このセクションを見ても解決しない場合でも、心配する必要はありません。次の方法を試してみてください:

1. エラーメッセージで検索してみる 表示されたエラーメッセージをそのままコピーして、Googleなどで検索すると、同じ問題を解決した人の情報が見つかることがよくあります。

2. AIアシスタントに聞いてみる ChatGPTやClaudeにエラー内容を貼り付けて質問すると、具体的な解決策を教えてくれます。「このエラーが出ました」と言って、エラーメッセージをそのまま貼り付けるだけでOKです。

3. 公式ドキュメントを確認する もう少し詳しく理解したい場合は、公式ドキュメントも参考になります。最新の情報が載っているので、確実な解決方法が見つかります。

どの方法を使っても、必ず解決策は見つかりますので、焦らずに一つずつ試してみてくださいね。

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Python関連

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問題: python: command not found解決策:

問題: pip: command not found解決策:

Mac/Linux

python3 -m ensurepip --upgrade# Windowspython -m ensurepip --upgrade

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Node.js関連

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問題: node: command not found解決策:

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Claude Desktop設定関連

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❌ 最初の設定でClaude Desktopの設定ファイルがディレクトリ内にない。 ✅ 解決策:

Claude Desktopをインストールしたばかりの状態だと、設定ファイルが存在しません。なので初期状態では自分で設定ファイルを作成すればよいのですが、もっと簡単な別の方法として、設定画面を開くことで自動的に作成されます(推奨)。次の操作をしてください。

設定画面を開く方法

  1. Claude Desktopを起動

  2. メニューバーから「ファイル」→「設定」を選択。

    image.png

  3. 左側のメニューから「開発者」タブをクリックし、「設定を編集」ボタンをクリックする。これによって設定ファイルが作成されます。お好きなエディターでファイルを編集することができます。

image.png

❌ 問題: 日本語(漢字)を含むフォルダパスでエラーが発生 ✅ 解決策: ユーザー名やドキュメントフォルダなど、パスに漢字が含まれている場合、MCPサーバーが正しく読み込めないことがあります。これはUTF-8エンコーディングの処理に関する既知の問題です。

回避方法:

💡 なぜこの問題が起きるの? Windowsの日本語環境では、「田中」「ドキュメント」のような日本語フォルダ名が一般的ですが、MCPの一部のツールはこれらの文字を正しく処理できないことがあります。英数字のみのパスを使うことで、この問題を確実に回避できます。